安全で快適な手術のために
インプラントOPE室
インプラント手術は、他の治療コーナーと分離された清潔でゆったりとしたスペースの、専用のOPE室で行います。手術用のユニットには術中の患者さんの負担を和らげるために、テンピュール製の低反発ウレタンが敷かれています。

手術用無影灯
手術専用の天井埋め込み型ライトを設置しています。
この無影灯は、隣に移っているリモコンをを追尾して追っかけてきてくれます。

術中監視モニター
手術中は血圧、脈拍等を常にモニターしています。

高音質スピーカー
手術室にはボーズ社製スピーカーが設置され、リラクゼーションミュージックの心地よい音楽を聴きながら手術を受けられます。
ご希望があればi-podなどのお好みの音楽を聴きながらの手術も可能です。
ピエゾ・サージェリー
アメリカのインプラント医にはおなじみの器械ですが、残念ながら日本では未発売です。
ペンシルバニア大学のインプラント研修時に歯周病科教室教授Dr.フィオレリーニのご好意により、現地購入させて頂く事が出来ました。手荷物にて成田まで持ち帰ったのですが、ニューヨークからの出国の際、セキュリティに引っ掛かり、器械をバラバラに分解させられた上、事情を説明するのに一苦労したエピソードもあり、私にとってはとても思い入れの深い装置です。

超音波の振動で骨を切ったり、削ったりする器械です。切れ味抜群の上、発熱が少なく、術後の治癒がとても良好です。また、回転の力で削るドリルと違い、神経や血管に触れても全く影響が無いので安全な手術が出来ます。
特に上顎洞に骨を造成する、サイナスリフトのときに威力を発揮します。この手術では、生卵に例えると、殻の表面の薄皮を残して、殻だけ削り取るという繊細なテクニックが必要になります。
丁寧に行っていても、ドリルで膜が傷ついて破けてしまうこともあります。
実際には、殻が骨で薄皮が上顎洞のシュナイダー膜という粘膜にあたります。
従来はドリルで慎重にこの作業を進めなくてはなりませんでしたが、この器械を用いると従来の半分以下の時間で、しかも膜を傷つけることなく安全にサウナスリフトが行えます。


また、もうひとつよく使用するのは、インプラントを埋める骨がナイフの先端のように細くとがってしまっている、ナイフエッジと呼ばれる骨へのインプラント埋入です。
この場合骨の幅が足りないので、スプリットクレフト法といわれる方法で埋め込みをします。
この方法はナイフの先のようにとがった骨を、先端から割り箸を割るように分割して幅を広げて、そこにインプラントを埋入する方法です。 この分割に非常に役に立ちます。従来はドリルや骨ノミを使用して分割を行っていましたが、ドリルやノミではどうしても削りしろが大きくなる上に、断面がきれいには切れません。また振動が大きくひびくので、患者様への負担も相当です。
しかし、この器械では振動も少なく、それこそナイフで切ったようにきれいに分割が出来ます。

コンプレッションキット
骨幅が足りない症例でも、前述のピエゾサージェリーとこのキットを組み合わせる事で、インプラントを埋入する事が出来ます。きりのような器具で、少しずつ骨の幅を広げて、インプラントを埋入出来る幅に拡大するための器具です。難症例でも、骨の移植なしに低侵襲でインプラントを埋入する事が出来ます。
